2010年9月28日火曜日

西部アメリカ

今ロサンゼルスでお世話になってる友人とは中国の北京で知り合った。
しかし、当時はたった1,2時間しか話をしなかったのに、ちょくちょくメールをして10日間もお世話になっている。
これこそ俺の旅の醍醐味かなって思った。


先週の週末はその友人が国立公園に連れて行ってもらった。


金曜日の夜、晩御飯を食べすぐに出発した。


今回の目的地はユタ州にあるザイオン国立公園。
なんでココにしたかと言うと、俺が唯一見つけた行きたいところだったから。


深夜にそんなに遠くまでいけないので、まずはラスベガスの近くでキャンプ


のはずが
行こうと思っていたキャンプ地がまさかの「CLOSE」(理由はわからん)


ので近くの荒野で野宿決定


こんなときに
「うひょ~楽しそう♪」
って思うのはすでにバックパッカーとして生きてる証拠なのだろうか


アメリカ西部の砂漠にありがちなサボテン

次の朝は朝日とともに目覚め


朝日に起こしてもらうのは2回目だが、最高に気持ちがいい。
人間本来こうやって目を覚ますもんじゃないかなって思う。


その日のキャンプのために、まずは買出し。
もうドデカイスーパーには慣れてきてしまった。


買ったのは水と、パンと、ピザ
朝ご飯ようのピザはめちゃくちゃおいしかった!なんであんなにうまくできるんだ?
朝からピザとか信じられない皆さん。
アメリカなら食べれますよ~~


なんて朝からテンションガンガン上げて、


はい。到着。


まず、インフォメーションセンターみたいなところへ
ココではいろいろ残念な情報が、
1、俺が見たいと思っていたところには奥地すぎて行けない。
2、腰まで水に使ってハイキングしなくてはいけない。
3、俺はジーパンしか持ってない。


ぬれたら重いジーパン


いまさら何を言っても帰るわけにもいかないし、江戸時代じゃないんだから俺を背負ってくれる人もいないんだから、ジーパンで突撃。


ここザイオンは、両側を崖というか岩山?に囲まれた渓谷
両サイドは優に100mはあろうかという絶壁。
その間を小さい小さい川が流れていて、そこを人間がハイクしていく。


道は川の中しかない。
水に入った瞬間、外気温は35℃もあるくせに
「つめた~~~~~~~~い」
足が痺れるくらい冷たかった。


そんなこんなで、1時間くらいハイキングしたところで休憩。


友人の彼氏のアメリカ人が休む用の洞窟を見つけてくれて、みんなでお昼ご飯。


おいしい。
外でしかもみんなで食べるご飯ってのはこんなにおいしいのか。
やっぱり一人旅をしてると一緒にご飯を食べてくれる人のありがたさを感じる。


そこから30分ほど歩いたところで、ハイキングは終わり。
そのまま同じを戻っていった。


これはザイオンだけではないけれど、道って不思議。
行きと帰りで全然風景が違う。
こりゃ迷う人もいるわなって思いながら、写真を撮って歩いてきた。
いつの間にか足元の冷たさも感じなくなっていた。
バスに乗り、第2チェックポイントに
今度は山に上るハイキング。


もちろんこの山も赤い岩山
だんだんそんな岩山が普通になってくる人間の感覚って不思議だな~


ひたすら登って登って、意外にきつい。


頂上に近づくにつれて段々道も狭くなってくる。
そして鎖を持たないと歩けないくらい細い道。
両サイドは断崖絶壁
落ちたら100%死ねるような道を歩いていく。


あまり高所恐怖症でもないが、さすがに両サイドが死への崖だとビビった。
ちなみに友人とその彼氏は全く怖気ずにスイスイ登っていく。
さすがに経験者は違うんだな。(二人は趣味でロッククライミングをしている)


1時間くらい登ったところで頂上に到着!


すごい眺めだった。


下から見ていた風景を上から見るともちろんのことながら全く違うもののように見えた。
山々は近く。川は遠かった。
あんなに雄大な風景を見ることはもうないかもしれない。

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