恐怖のデリー。
それはインド旅行に来た人が最初に訪れる街。
日本からの飛行機はほとんどが深夜着(←これわざとじゃないの?)
そこから各自主にリクシャーに乗せられ町に出て行く。
もちろん最初の街、最初の旅のやつもいる。
そんなやつらの心に入り込んで思いっきりインド人はボッタクッてくる。
俺もインドを2ヶ月旅して60%くらいの人がボラれてた。
そんなデリーに2ヶ月の集大成で表敬訪問。
インド人(主にリクシャーワーラー及び客引き)に
「死ね!」「消えろ!」「インドなんて大嫌いだ!」
を連呼していた俺はかなり免疫ができていたらしく、彼らもほとんどスルー
インドの中でもかなりゆるいほうに入るくらいスルー
「もうインド人がでてこないなら、俺が行ってやる!!」
はい。臨戦態勢。
まず、釣堀(コンノートプレイス)に釣り糸(地球の歩き方を客引きに見えるように見る)をたらす。
3人で地図を見る・・・
待つ・・・
え?こないの?って思ったところで登場!うそつくインド人A
A「どこ行きたいの?」
俺「DTTDC(政府の旅行会社)に行きたいの!」
A「そうか、じゃああっちだよ」(この時点で地図とは逆方向を指す)
俺「そうなの!ありがとう。行って見るよ」
A「どうせなら俺が連れてってやろう!」
俺「ありがとう!」
そしてそいつの後を歩く。
なぜか大きな距離を”向こうが”保ったまま歩いていく。
俺「この距離あやしくない?」
友「逆にこの距離が信じられるんじゃない?」
俺「あ~確かに!信じてみるか!」
5分も歩かないうちにそいつのオフィスの前に着き、そいつはどこかに消えた。
「あれ?もし斡旋だったらなかまで入ってきてコミッションもらうよな。それをしないってことは普通のやつなのかもしれない。」
そう思った1分後にはそれは愚問に変わった。
その偽旅行会社を空けたとたん、
「あ、これは政府の旅行会社じゃない。」
ってなって俺はどこまで行けるのか、試してみたかった。
しかし今考えると突っ込んでいなくてよかったと思う。
友人は冷静になり、「ここで囲まれたらでられなくなる。」
それもそうだ!と思った俺は席を立った。
インド人(オーナー)「危なくないよ!大丈夫だよ!」
しかし一度変わった流れは変わらず俺たちは一回外にでた。
もーちろん日本語を話すそいつも一緒に外にでてくる。
ボスB
B「危なくないよ~中にいるの全部働いてる人だよ?襲ったりしないよ」
俺「でも怖いんだもん高圧的で」
B「君インド人馬鹿にしてるでしょ?」
俺「インド人が日本人を馬鹿にしているんでしょ?」
B「そんなことしないよ!なんで君はインドに来たの?」
俺「旅行に来てるのに、君たちが騙すから楽しくなくなるんだ」
俺の友人S「とにかく地図持ってきてよ」
B「僕は君のためだけに働いてるわけじゃないんだよ」
俺「じゃあ、オフィスもどれよ!!」
B「もっとゆっくり話してよ」
俺「だから戻れって!」
ここでBサングラスをはずし、俺にキスするくらいの距離に顔面を近ずけ
B「もっとゆっくりしゃべってよ!!!」
さすがに吹いた。
眼飛ばしてきて「もっとゆっくりしゃべってよっ!」ってなんだ?
しかしBの攻勢は続く
B「馬鹿野郎さん!!」
再度吹く。
”馬鹿野郎”に”さん”づけ。
どんな日本語使ってるんだよ。
きっと弱気な日本人を騙す日本語しか話せないんだろうな。
こうして日本人を騙そうとするインド人のところに冷やかしに行くのは
「大成功」
した。
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