ついに最終ステージ。
と行ってもあとは出港した船に乗ってるだけでマニコレまで到着する。
昨日借りたハンモックを午前中に返しに行き、その足で自分のを買った。
20レアルか35レアル。
選べるのはふたつだけ。
柄もそれだけ。
結局そうなんだよな。あるものからしか選べない。
フィリップが
「安いのは切れたり、快適でなかったりするから、高いほうがいいよ」
と言ってたので高いほうを買った。
今思うとあいつも店の店員だったのか?・・・・んなはずないか。
船の上ってのは意外に退屈なもの。
本も持ってない。
IPODの音楽も聞き飽きた。
言葉も通じない。
そんなんで時間を潰すのが大変。
これが第三ステージか。と実感。
最初の二つはただ移動。先を見続ければよかった。
でも今は先が見えてる。
面白いくらいクリアに。
でも
先に進まない。
なんだか自分に降りかかることが、まるで用意された試練みたいで少し笑える。
6pmに出発と聞いて実際出発したのは10pm
まぁこんなもんだよな~
でも
やったーーー
出発した!!
これだけでうれしかった。
次の昼にはまず最初の町に到着。
この次がマニコレ。
ビールを飲んで、フィリップとそのほかの英語のしゃべれる乗客と話をした。
彼らは日本に興味があったり日本を知ってたりして面白かった。
「休暇は1週間しかないんだろう?」
「俺のところは2ヶ月だ」
「会議を聞いてる人は聞いてるとき「うん、うん」とか言うだろう?」
「ありゃ面白い」
「結婚するときは上司と相談するんだろう?」
「”私の付き合ってる女の子は~~~””うん、それはすばらしい結婚したまえ”みたいな」
なんだか日本の常識は世界では笑えるんだな~って思った。
まだまだ日本について知れることはたくさんあるんだなって実感。
次の日の朝。
クルーのオヤジに
「今日の午後マニコレ到着するよ。」
とひとこと声をかけてもらった。
なんだか心が躍る。
この7ヶ月俺がどんだけ成長したか、
あいつがどんだけがんばってたか
やっと話せるんだなぁって。
マニコレには着岸せず、モーターボートで港まで行く。
これが小さくて、水が跳ねる跳ねる。
そして
ぬれるーーーー
ちょっとは気をつけろ、この野郎。
そんで
・
・
・
着いた!
マニコレ!
そして
俺の最終目的地。
旅の終わり・・・・
のために、ヤザワに連絡を取る。
が
電話がない。
なぜか知らないが全部ぶっ壊されてる。
あー
最悪。この片田舎まで来て友達に会えないとか最悪。
と、ここで救世主登場。
「ここで電話できるよ」
連れてこられたのはホテル。
電話をすると
「え?どこにいんの?あーわかった。今から行くわ。」
そう、まるで日本で待ち合わせするかのように。
待つこと小一時間。いや5分。
ついにヤザワ登場!
そして感動の再会!
とーーーー
思いきやーーーー
なんかお互いその辺で会った感じで
「よっ!」
なんだあれ?
これが昔からの知り合いなのか?
日本と一緒だぞ。
とか思いつつ、やっぱりうれしいもの。
(少しだけ)飛び跳ねた。
こうして、俺の長いたびは日本を出発して7ヶ月経とうかというときに終わった。
あとはロスタイム。
思う存分、自分の行きたい!って所だけ、つまみ食いして、飽きたら帰ってやる。
0 件のコメント:
コメントを投稿