2010年11月27日土曜日

「ヤザワ(ブラジルに留学している友達)のところへの旅路」 第一ステージ

旅の最大にして最後の目的地

「ヤザワ(ブラジルに留学している友達)のところへの旅路」

7ヶ月旅してきたけれど、その中でもかなりトップクラスの秘境。
しかも通るルートもかなり秘境。
なんせこのルートを見つけるのに約二日かかった。(結局ネットで見つけた)

所要時間最短72時間(3日)最長96時間(4日)
↑予定で。

出発前にこの旅路のおおまかなルートを
第一ステージ
ラパス→グアヤラミリン
交通機関バス
予想所要時間36時間
第二ステージ
グアヤラミリン→ポルトベーリョ
交通機関船、バス
予想所要時間6時間
第三ステージ
ポルトベーリョ→マニコレ
交通機関船
予想所要時間24時間~48時間

こんな感じ。

まずは第一ステージ

なんだかんだ長居して、みんなと仲良くなったエルソラリオと別れを告げ、バスターミナルへ。
バスターミナルって言ってもバスがタダ道端にたくさん止まっているだけのおそまつなもの。

到着すると、バスはもう到着していた。
が、
これがトラックのようなバス。

屋根の上はもちろんのこと、座席後方3列くらい荷物で埋められる・・・
さすがの現地人でも
「これはトラックじゃないんだから!!」
って怒ってた。
ちなみに、トラックは”カミオン”って言うんだけど、メキシコではバスも”カミオン”
メキシコでは人間も荷物!?・・・・考えるのやめておこう。(笑)

”バス”は定刻より30分ほど遅れて出発。
最初はあのマウンテンバイクで走った道を進む。
この辺から眠気が襲ってきて、一時熟睡・・・

目が覚めると長袖なんか着てられないくらいの暑さ。
そして
空気が濃い!←これ大事
そして
左側を見ると300mくらいの断崖絶壁!!

ここで俺は思い出した。
「ラパス~コロイコ間は死の絶壁が続く区間。年間300人程度の死者を出している。しかし大型バスや雨期を避ければ心配ない。」(地球の歩き方より引用)

え~~と
俺は大型バスに乗ってるし、11月って雨期の始まりだよな
・・・・
やべぇーーーー
死ぬーーー
俺こんなところで死にたくない。畳の上で死なせてくれーー

ここからハラハラドキドキ。
だってバスは崖から1mも無いところをひたすら走る。
そして
たまに傾くー

こりゃ寝られない。とビクビクしてたはずが

爆睡

目が覚めたらコロイコだった。
度胸があんのか鈍感なのか。。。

ここからはもう大丈夫らしい。てか大丈夫じゃないと困る。
なんて言ったって
もう暗い

しかし外のことを心配できる状況じゃなくなった。
コロイコで新しく乗客が乗り込んできて、バスはほぼ満タン。
俺の隣の席も空席だったが客が乗り込んできた。

うわー大きいバックだな。なに入れてるんだろう?
お、子供連れか。大変だな。
え、こいつが隣?子供夜鳴きするな面倒だなぁ
ん?あれこいつの肩に乗ってるのなんだ
・・・うわっ、インコだ。

なぜか、インコが肩に乗ってる子供連れの隣になった。

コロイコを6時くらいに出発し10時くらいに夜食休憩。
大して腹も減ってなかったのでパス。
外の空気を吸いに歩いてると横をトラックが通る。

パンッ!!

痛ッ!!!!

(ご安心ください、銃声ではありません)
ここの町舗装されてないから石が転がっていて、それが何かの拍子でタイヤにはじかれ俺の太ももに着弾した。
幸い、大事には至らなかった。

痛ぇ。

またバスは走り出す。
もう夜なので電気も消される。
ここから大変だった。

ちょっと眠りに入ったところで子供につつかれる。
どける。
なぜか女の人に寄りかかられる。
どける。
なぜか鳥に止まられる。(←これどうにかしたい)
どける。

の繰り返し。小一時間。いや二時間。
俺もついに疲れ果て
子供につつかれつつ、女に寄りかかられ、鳥に止まられながら

寝た。

いや、この旅で手に入れた技術の一つかも。

「どこでも寝れる。」(前からだよ。って突っ込みはいりません)

目が覚めたらルレナバケ。
ボリビアでのアマゾン観光では名の通った町。
エルソラリオからも何人か行ってたな。って町。
まぁ俺はここは経由地でしかないからなんもしなかった。
他の乗客はシャワーとか浴びてる。
どんだけ準備いいんだ。

運転手がご飯を食べ終わったらしく、出発。
ここから風景が激変。
ペルー、ボリビアは主に山岳地帯を回ってきたからジャングルってのは新鮮だった
・・・・のは最初の10分だけ。

鋭い読者ならもうお察しであろう。

寝ました。

目が覚めると、村とも呼べないくらいの規模の建物郡の一つで昼飯。

うわーこれ不味いパターンだ。
↑段々直感でうまいか不味いか感じるようになった。

と思ったら・・・・本当に不味かった。
でも腹減ってたので食べる。てか腹へってたから食べれたとも言える。
コーラで口の中を洗浄し、またバスに乗車。

陽も傾いてきて、こりゃ時間通りには行かないな。
と思い始めたころに、ボリビア北部の州の州都リベラルタに到着。
ここからグアヤラまでは約3時間らしい。
これは!今33時間経過したから、予定通りつけるぞ!
と思ったのが大間違い。

到着のときに運転手に
「どれくらいここに止まるの?」
「30分」
と言われ出発したのは

3時間後

どう計算間違えしたかを知りたい。どういう風に30分ってはじき出したんだ?

そんなこんなで出発しちゃえばこっちのもん。
3時間後にグアヤラミリンに到着。
もう12時回ろうかっていう時間。こんな時間に国境渡れるわけもなく、ホテルへ。

なぜかどこも満室で6軒目で部屋を見つけた。
2泊するならそこには泊まらなかったってくらい汚い宿だったけれど、明日の7時には出る予定だったからそこに決定。

ちょっとだけと思ってワンピースを読み始めたら3時くらいまで見てしまった。
明日7時に起きられるだろうか・・・・

なんだかんだで第一ステージ無事終了。

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